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尾木ママの少年ケニヤを平まどかが修復!驚きの手法とは!?

   

3月15日に放送されたよみがえりマイスターに
尾木直樹さんが出演しました。
製本と本の修復の達人、平まどかさんが尾木ママの
少年ケニヤを修復しました。

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よみがえりマイスター

ゲストがよみがえらせたいものを紹介し、

少年ケニヤ

昔流行った子供向けの児童書です。
尾木ママが娘さんに毎晩読み聞かせた絵物語です。

尾木ママがよみがえらせたいものは
少年ケニヤ第8巻の初版本でした。

1950年代に大ヒットした絵物語です。
舞台はアフリカ、ケニヤで、
父、村上大介と生き別れになった
10歳のワタル少年が
マサイのリーダー、ゼガや
体長25mの大蛇ダーナと共に大冒険する物語です。

同じ絵本の世界を共有

尾木ママが少年ケニヤを娘さんに読み聞かせ始めたのは
尾木ママが31歳の時だったそうです。

その頃、尾木ママは中学校の国語教師として多忙を極めていました。

読み聞かせの時間はわずか15分でしたが、
2人にとってはかけがえのない時間だったそうです。

同じ絵本の世界を共有することで
尾木ママは絆が強まるのを感じていました。

奥様の嫁入り道具

少年ケニヤは尾木ママの奥様の
数少ない嫁入り道具の1つだったそうです。

8巻は特に面白い巻だそうで、
何度も読み返して聞かせたため
ボロボロになってしまいました。

孫に読み聞かせたい

尾木ママには4歳と5歳のお孫さんがいて、
今度はお孫さんに読み聞かせたいと考え、
修復を依頼しました。

お孫さんから何と呼ばれている?

尾木ママは自分のことを何と呼ばせようか迷ったそうです。
「ばあば」と呼ばせようか迷った末、
今は「じいじ」と呼ばれているそうです。

平まどか

本をよみがえらせるマイスターは
東京江東区にいらっしゃる製本と本の修復の達人、
平まどかさんです。

ベルギーの国立芸術学校で
ヨーロッパ伝統の製本技術を身につけた凄腕マイスターです。

痛みの激しい300年以上前の
歴史書も見事に修復してしまいます。

少年ケニヤを修復へ

尾木ママの少年ケニヤは

  • 表紙がない
  • ページが部分的になくなっている

ことから修復は困難を極めました。
平さんはこれほどまでに痛んだ本の修復は
あまり経験がありませんでした。

全国の図書館を調査

60年程前に出版された同じ初版本はすでに絶版になっています。
どこかに手がかりがないか全国の図書館を調べてみると、
上野の国際子ども図書館に所蔵されていることが分かりました。

コピーが揃い作業を開始

数日後、必要なページのコピーが揃い作業を開始しました。
本を解体し、コピーの紙を欠損した箇所の大きさに合わせて切ります。
あとは貼り合わせるだけです。

医療用のメスで髪を薄く削る

欠損の修復には紙の表と裏、両面のコピーが必要になります。
オリジナルの紙と接合するのりしろの部分は3層に重なるため、
厚く盛り上がって段差ができてしまいます。

平さんは医療用のメスでのりしろの部分だけを薄く削り、
紙やすりで0.01mm単位で極薄にしていきました。

最も神経を使うのは紙の接着です。
寸分のずれも許されません。

作業は1週間程を要しました。

セロハンテープをはがす

平さんは尾木ママがセロハンテープで補修した部分の
よみがえり作業に取り掛かりました。

溶剤を含ませた綿棒を使って
絵や文字がはがれないよう、
慎重にセロハンテープをはがしていきます。

改めて張り合わせる部分にのりをぬり接合し、
アイロンで乾かします。

しかし、このままでは強度が弱く
すぐにまた剥がれてしまいます。

和紙で紙を補強

平さんは薄い和紙を接合部に貼り付けて紙を補強しました。
繊維が荒く、下の文字が透けて見えるため補強に最適です。

インクの代わりに水を入れたペンを使って
和紙を必要な大きさだけ手でちぎり取ります。
それを貼ることで
継ぎ目の輪郭がぼけて違和感なく仕上がります。

リンクステッチ

少年ケニヤは通常は針金を使って綴じるタイプの本でしたが、
平さんは手縫いで本を綴じました。

西洋で何百年も行われてきた
伝統のステッチ技法です。

いくつかで分かれているページの束を重ねて
頑丈な麻糸で縫い合わせるリンクステッチです。

糸を複雑に巻き付けることで
束と束とがしっかり固定されます。

家宝にしたい

修復された少年ケニヤを手に取った尾木ママは
「家宝にして読みつないでいきたい」と語りました。

平さんには
「本当にありがとうございました。
大事にしていこうと思います。」
と感謝を述べました。

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