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林修がテレビ初耳学で語った社会で活躍するために必要な能力とは?

      2016/12/08

6月26日に放送された「林先生が驚く初耳学」にて
林修先生が東大女子50人を前に
社会で活躍できる人になるためにはどうすれば良いかについて
超本気の授業を行いました。
また林先生は最も大切な科目は数学であるといいますが、その理由とは?

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林修

林先生は東進ハイスクールの予備校講師を務める他
2013年頃からは「今でしょ!」の決め台詞がCMで話題となり、
以降は様々なテレビ番組に出演し、
今では複数の冠番組を持つ人気タレントになりました。

「今でしょ!」は2013年の流行語大賞を受賞しています。

プロフィール

  • 本名:林修
  • 誕生日:1965年9月2日
  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 最終学歴:東京大学法学部卒業

悪夢の3年間

林先生は東大卒業後、銀行に就職しましたが
「この銀行はつぶれる」と感じ、半年で退職してしまいます。

以降、3年間ほどは借金をするなど、
大変な思いをしたといいます。

東進ハイスクールの講師の道が拓けたことで、
この悪夢の3年間は終焉を迎えました。

初耳学ではこういった苦い経験を踏まえ、
現役東大生へリアリティのある授業を行いました。

現役の予備校講師

テレビタレントとして大成功を収め
忙しい毎日を送っているであろう林先生ですが、
レギュラー番組を数多く抱える現在でも
まだ予備校講師は辞めてはいません。

しかしながら授業の回数は減っており、
テレビ出演以前には100回以上の公開授業を行っていたのが
現在では東大受験生向けなど、一部の授業のみに限定しているようです。

林先生はもうテレビタレントに専念したとしても
十分に生活していけるだけの地位を確保したかに見えますが、
それでも予備校講師を辞めないのは
自身を育ててくれた東進ハイスクールへの恩義を感じているからなのでしょうか。

それとも未来の東大生は日本を憂う、
崇高な信念に基づく使命感からなのでしょうか。

東大生は自意識過剰

林先生は東大法学部を卒業しています。
予備校講師としても多くの教え子を東大に送り込んでおり、
まさに東大を知り尽くしている人物といっても過言ではありません。

そんな林先生は周囲から「東大生だから…」とか
「東大生なのに…」と言われることが多いという東大女子に対し、
自意識過剰になっているとアドバイスをしました。

東大卒か東大卒でないかで区別しようとする東大生に対し、
そんなことよりもむしろ社会に出て活躍できる実力が
自分にあるかどうかが大切であると説きました。

入る時は有利でも

「東大生だから」というチカラは
入るときには役に立つかもしれません。

野球でいえば、打順は早めに回ってくるかもしれません。
チャンスは早めに与えられるかもしれませんが、
そこで凡退していたら
じゃあ次の人にという風になるだけです。

kaidan

「社会で活躍できる人」になるために

林先生は社会で活躍できる人になるために
必要なものは以下の2つに尽きると言います。

  • 何かの問題を解決する能力があるか
  • 何か新しいものを創造できるか

「東大だから」は関係ない

例えば林先生は今、
コンマ1%でも視聴率を取るという
ミッションを解決できるかどうかという立場にいます。

そのために自分の時間と能力を
全て注ぎ込んでいるといいます。

そこに林先生が東大を卒業しているかどうかは
関連性がありません。

「東大だから」と周りが言ってくれるのは数年しかなく、
そこから先は関係なくなってしまいます。

社会に出る前にやっておくべきこと

林先生は社会に出る前に
やっておくべき大切なことは
失敗の実験
であるといいます。

東大生は受験という壁を一つうまく突破してしまっているため、
うまくいくことが当たり前になっていたり、
失敗が怖いという心境になりがちです。

林先生自身も東大卒業後、
中途退社や多額の借金を背負うなど、
多くの失敗を繰り返し、
3年ほど大変な目に遭ったそうです。

しかし、その失敗を自分の不得意な分野を知るための実験と捉え
ここなら活躍できるという場所を予備校講師に見出しました。

社会において必要なこと

林先生は社会において必要なことを
群像の感覚
と名付けました。

群像の感覚

群像とは「多くの人々の姿」という意味です。

「群像」の中に自分を置いてみて、
自分がどういう状況で
どの役だったらできるのかを
客観的に見る目がないと
社会では生きていくのが大変だといいます。

群像の感覚とは社会に出た時に
自分の強みは何なのか、
そして自分の実力が周囲と比べて
どのポジションにあるのかを
客観的に見定められる能力のことをいいます。

群像の感覚に優れた人物

林先生はこの群像の感覚に優れた人物として、
金丸信さんを挙げました。

金丸さんは元自民党副総裁で、
政界のドンとも呼ばれた昭和・平成の政治家です。

金丸さんがまだ首相ではなかった
将来有望な政治家を評価した時に

  • 無事の橋本龍太郎
  • 大乱世の梶山静六

と評し、

「何もない時には橋本龍太郎さんが首相にいいだろう、
乱世になったら梶山静六さんの出番だ」

と言いました。

時代状況の中で必要な人物は変わると説いた金丸さんの言葉を
林先生は群像の感覚に溢れた言葉であると感じています。

東大生は勉強ができて褒められて育ってきたため、
群像の中に身を置き「自分はどうだ?」と
問いかける意識が薄いと
林先生は感じることがあるそうです。

群像の感覚が薄い人

せっかく一流大学の肩書きがあっても
無理やり自分を押し通し、
周囲の信頼を勝ち得ていない人は
自分ができると思い込んでいることと、
本来自分ができることとの間にズレが生じているのに
そのズレを自覚できていないのかもしれません。

群像の感覚を学ぶ方法

群像の感覚を学ぶ方法として、
林先生は歴史を挙げました。

いろんな人を見た時に、
自分に近い歴史上の人物を見つけると
その人の失敗、その人の成功から学ぶことができます。

  • こういう風に状況を読めないと失敗するんだ
  • こういう風に判断して上手く乗り切っていくんだ

という感覚は東大生は弱いと言います。

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最も大切な科目

東大女子50人にアンケートをとったところ、
最も大切だと思う教科は英語という結果でした。

しかし林先生が受験生だった頃は
英語は軽視していたと言います。

林先生はイギリスやアメリカの若者は
英語を勉強だとは思わないだろうと考え、
英語を勉強とカウントしていたら
彼らに勝てるわけがないと考えていました。

圧倒的に大事なのは数学

林先生は話が分かりやすいと言われることが多いそうですが、
それは使っている言葉ではなく、
自分では言葉にする前の情報の処理の仕方、
要素の組み立て方が(数学的で)すっきりしているから
伝わりやすいと考えています。

料理の四面体

料理の違いを説明する場合、
例えば一般的には以下のようになると思われます。

  • 目玉焼き:卵を割って焼いた料理
  • スクランブルエッグ:溶き卵をフライパンで炒めた料理
  • オムレツ:溶き卵をフライパンで炒め、木の葉型に焼き固めた料理

しかし、料理の四面体の著者である玉村豊男さんは
全く違う捉え方をしており、
数学が重要だと考える林先生もその考え方に共感しています。

全ての料理は以下の4軸で分類できます。

  • 空気

この4次元で考えた場合、
目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツは同じ場所に分類されます。

違うように見えていても、
「油で焼く」という本質的には同じ料理です。

  • 目玉焼き:卵の姿焼き
  • スクランブルエッグ:卵の崩し焼き
  • オムレツ:卵の崩し固め焼き

頭の中で整理できてしまう、
数学的な考え方をモデル化といいます。

数学と国語が重要

料理のようにセンスや感覚が重要なジャンルであっても、
数学が得意だと論理的に整理ができます。

社会に出てから直面するトラブルは複雑ですが、
基本的にはまず言葉で課題が与えられ、
その解決策を見つけるためにモデル化を行います。
そして単純なモデルを作って解決案を作り、
それを誰かに説明するためにもう一度言語化します。

これができるかどうかは
物事を要素に分解し、
その論理関係を単純化して考えるという
数学ができるかにかかってきます。

それを概念に組み立て直すチカラは
国語に関連しています。

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感想

林節が見事に炸裂した授業となりました。

特に「群像の感覚」という言葉は
放送後にSNSなどで大きな話題となりました。

群像の象徴とも言えるTV業界の中で
林先生が輝き続けていられるのは
こういった思想があってこそなのでしょうね。

林先生の超本気の公開授業は
東大女子だけでなく、
多くの視聴者の心を打ったことでしょう。

 - 林先生が驚く初耳学